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現在開催中のデジエット(デジタルダイエット・プログラム)の体験モニター講座は、いよいよ第4週目に入ってきました。僕もスマートホンの使用量や依存度が確実に変わり、ふむふむとその成果を着実に感じている今です。
それと同時に、しばしの「揺り戻し」が起こりました。
今まで全然そんな事なかったのに、急にスマートフォンが触りたくなる。気になり始める。これはまさに抵抗期だと思いました。今までスマートフォンとベッタリだった習慣が急激に変化したので、身体がそれを拒否しようと抵抗を始めているのです。
人間には「ホメオスタシス」と呼ばれる、身体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態を一定に保とうとする機能がセットされています。新しい環境や習慣には危険なリスクがあるかもしれないので、基本的には避けようと画策する傾向ですね。
それが僕に「スマートフォンをまた触ろうよ」と働きかけてくるのを感じました。ここは何かを習慣化させるための、ひとつのキーポイントですね。そんな自分を守ろうとする「ホメオスタシス」君に感謝をしつつ、しっかりと対話をしたら、その後、揺り戻しは緩やかに収まっていきました。
セルフ・コンパッション。自分自身に慈しみをもつというデジエットのメインテーマのひとつが、とても役立った瞬間でもありました。ついつい意味もなくスマートォンを触ってしまう。そんな自分を責める事なく、そのまんま受け入れる姿勢が取れたのは、ヨガやマインドフルネスの練習もとても役に立っているからだと思います。
ただ単に手放すのではなく、身体にとって心にとって適切なスマートフォンとの距離感を新しく作り出す。デジエットの可能性に、もう少し先の自分自身の姿が見えてきた気がします。
(Teachersスタッフ 山田直)